JP

JP

TOP

電話:

191 0679 9768
191 5768 9268

紫金矿业双極膜法水酸化リチウム製造プロジェクト

 

【プロジェクト概要】


世界的なエネルギー構造がクリーンで低炭素な方向へ加速する中、リチウムは「白い石油」としての戦略的価値を日増しに高めています。しかし、従来の塩湖からのリチウム回収技術は、高エネルギー消費、高コスト、強酸への依存、環境適応能力の弱さといった課題に長らく直面してきました。特に辺境の高海拔地域では、設備の安定性と運営効率が業界発展の重要なボトルネックとなっています。

杭州クリエートが開発した超大型双極膜電気透析システムは、商業化での成功を収めました。本プロジェクトは、先駆的な循環型プロセスと極致のエネルギー消費制御により、塩湖リチウム回収を「高炭素エネルギー消費」型から「グリーン電力循環」型への根本的転換を実現しました。これは、我国のリチウム資源の戦略的安全保障を強固にし、塩湖リチウム回収の技術的上限を再定義するとともに、業界に対して再現可能で持続的なグリーンソリューションを提供するものです。

 

 

【プロジェクトの特徴】

本プロジェクトは、88組の精密プレスアレイで構成される双極膜電気透析システムを中核とし、総膜面積は3万平方メートルを超えます。13g/Lのリチウム溶液を原料とし、高効率に電気分解を行うことで、2 mol/Lの塩酸と電池級の水酸化リチウムを生産し、以下の成果を実現しました:

  • 資源内部循環による酸依存からの脱却
    副生する塩酸は、チタン系吸着剤の再生とシステム内のpH調整に直接再利用され、外部からの酸原料の調達コストと輸送負荷を大幅に低減します。
  • グリーン電力駆動による「ほぼゼロカーボン生産」の実現
    システムは工程全体を太陽光発電によるグリーン電力で駆動し、アルカリ(水酸化リチウム)トン当たりのエネルギー消費量はわずか1800 kW・hです。プロセス全体がクリーン化され、排出はほぼゼロです。
  • 極限まで合理化されたプロセスによる顕著なコスト削減と効率向上
    従来の多段階リチウム回収法と比較し、本プロセスはより短く、応答性に優れ、総合コストが顕著に低減されます。
  • 高原の過酷環境での安定運転が証明する中国の高度な設備の実力
    過酷な高海拔環境下での安定した連続運転は、中国の高度な設備製造の確かな実力を示す証となっています。
リストに戻る

191 0679 9768 191 5768 9268