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巴彦淖尔紫金冶金废水零排放

 

【プロジェクト概要】


冶金業界は日増しに厳しくなる環境保護圧力とコスト課題に直面しており、高塩分廃水の「ゼロエミッション」は企業の持続可能な発展における必須要件となっています。しかし、従来の処理方式では、運転コストの高さ、システムの不安定性、資源回収の困難さといった核心的な課題が普遍的です。特にTDSが30,000 mg/Lを超え、成分が複雑な廃水において、従来の膜法はスケーリングや目詰まりを起こしやすく、直接蒸発結晶プロセスを採用するとエネルギー消費が膨大となるため、多くの企業が「処理コストを負担できない」というジレンマに陥っています。

本プロジェクトは、とある冶金企業で発生する流量18-19 m³/h、TDSが33,000 mg/Lに達する高塩分廃水(主成分は1:1の塩化ナトリウムと硫酸ナトリウム)を対象に、深度処理と資源化を実現する装置一式を建設しました。プロジェクトの目的は業界の難題を精密に解決することにあり、廃水の基準適合処理を確保するだけでなく、核心的な目標として、水と無機塩の両方の資源化回収を実現することにあります。プロジェクトは、13.8-14.2 m³/hの高品質な再生水(TDS≤10,000 mg/L)と、4.2-4.5 m³/h、TDS約160,000 mg/Lの標準化された濃縮塩水の生産に成功し、環境コンプライアンスのコストセンターを資源再生のプロフィットセンターへと転換しました。これにより、冶金業界にとって、グリーンで経済的、かつ持続可能な高塩分廃水治理への新たな道筋を模索しました。

 

 

【プロジェクトの特徴】

  • 高塩分・高硬度廃水処理のボトルネックを克服
    高効率・安定した脱塩:クリエートのプロセスは、特殊耐汚染膜と電気透析技術を採用し、システム回収率を75%以上に安定して向上させました。これにより、従来の膜法が極高塩分条件下で起こしやすいスケーリングや汚染目詰まりの難題を効果的に解決し、長期にわたる安定運転を保証します。精密な「塩分分離」前処理:1:1の塩化ナトリウム及び硫酸ナトリウムによるスケーリングリスクに対し、プロセスは精密な軟化処理と高度な酸化前処理を実施し、后续の高効率濃縮と塩分資源化への障害を取り除き、業界共通の技術的ボトルネックを克服しました。
  • 資源循環: 「環境負荷」から「経済効果
    収入源の開拓と支出の節減:真水の消費量と排水費用を削減。生成された高濃度の硫酸ナトリウムと塩化ナトリウム濃縮水は、工業用無水硫酸ナトリウム(元明粉)や精製塩の製造の基礎となり、追加収入を創出します。
  • 経済効率性: ライフサイクルコストの最適化
    省エネルギーと消費削減:システム設計とエネルギー回収の最適化により、処理水1トン当たりのエネルギー消費量は、従来の「膜法+蒸発結晶」プロセスと比較して20%以上低減しました。高い投資利益率:システムは統合度が高く、占有面積が小さい特長があります。資源回収による収益を通じて、合理的な期間内に投資を回収することが可能であり、環境保護とコスト削減の両立を実現します。
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