JP

JP

TOP

電話:

191 0679 9768
191 5768 9268

L-カルニチン 脱塩

 

【プロジェクト概要】


L-カルニチンは医薬品及び健康食品分野で広く利用される重要な原料です。最終製剤(注射剤など)においては、製品の安全性と有効性を確保するため、無機塩分(塩化ナトリウムなど)の含有量に対して極めて厳格な管理が要求されます。従来の脱塩方法では、高価値なL-カルニチンの損失をゼロに保ちつつ、塩分を精密かつ深度まで除去することは困難でした。本プロジェクトでは、カスタマイズされた電気透析システムを採用し、0.12gの塩化ナトリウムを含むL-カルニチン溶液を対象に、標的を定めた脱塩精製を実施します。システムの設計処理能力は**1.8トン/日**であり、**間欠運転モード(1日12時間運転)** を採用しています。その目的は、塩化ナトリウムを高効率で除去すると同時に、L-カルニチン活性成分の**100%保持**を確保し、高品質なL-カルニチン注射剤の製造に向け、薬局方規格に適合した原薬を提供することにあります。

 

 

【プロジェクトの特徴】

  • 精密な標的脱塩と100%の生成物保持率
    イオンレベルの分離精度を有する本プロセスは、塩化ナトリウム含有量を極低レベルまで効果的に低減し、注射剤が求める無機不純物含有量に関する厳格な要求を完全に満たします。
  • 厳格な医薬品グレードへの適合性とシステムの衛生保証
    システムは衛生グレード材料を採用し、医薬品生産の清浄度要求を満たすことができ、微生物汚染や交差汚染を効果的に防止します。
  • 最適化された運転効率と経済性
    1日12時間運転の間欠モードを採用し、年間300日運転という設計により、高い設備利用率が保証されます。定期的な洗浄・維持管理プログラムは、膜スタック性能の効果的な回復を可能とし、長期にわたる安定運転を確保します。これにより、膜汚染リスクを低減し、設備寿命を延ばします。
リストに戻る

191 0679 9768 191 5768 9268