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双極膜式サルコシンナトリウム製造プロセス

 

【プロジェクト概要】


化学工業、医薬品、日用化学製品業界において、サルコシンナトリウムは重要な中間体であり、その製造および使用過程で高アルカリ性のサルコシンナトリウム液が発生または関与します。従来の高アルカリ性液処理では中和法が採用され、このプロセスでは多量の酸剤を消費し、価値のない含塩廃水を発生させるため、資源の深刻な浪費と后续処理コストの上昇を招いていました。環境規制の強化と企業のコスト削減・効率向上への要求が日増しに切迫する中、廃液中の貴重なアルカリ成分を如何に効率的に回収・循環利用するかは、業界が解決を迫られている核心的な課題です。

本プロジェクトは、先進的な双極膜電気透析技術を採用し、供給原料が35%サルコシンナトリウム(pH 13-14.48)の原液を精密に処理します。プロジェクトは外部からの酸添加を必要とせずに、原料液のpH値を**9.5-9.6**に精密に制御し、同時に濃度**8%以上**の純粋な水酸化ナトリウム溶液を直接回収します。これは100%換算で年間**370トン**の生産量に相当します。これは発生源で高アルカリ廃液の処理难题を解決するだけでなく、原料中のアルカリ成分を高価値の製品に転換し、「環境治理」から「資源創造」への飛躍を実現し、企業に顕著な経済効果と環境効果をもたらします。

 

 

【プロジェクトの特徴】

  • 技術の革新性:「廃棄物」を「宝物」に変え、業界の痛点を根治
    本プロジェクトは従来の中和法を放棄し、革新的に双極膜という「塩分解」技術を応用しました。この技術は電場作用下で、サルコシンナトリウム中のナトリウムイオンと水酸化物イオンを直接分離し、再構成して水酸化ナトリウムを生成します。これにより、新たな化学薬品を導入することなく、pH値の精密かつ温和な低下とアルカリ資源のその場での回収を実現し、含塩廃水の発生を根源的に排除します。
  • 顕著な経済効果:収入源の開拓と支出の節減による新たな利益成長点の創出
    支出節減:従来の中和プロセスで継続的に購入していた酸剤コストを完全に省き、廃水処理に伴う運営費用を大幅に低減します。収入源開拓:本来有償処理が必要だった「廃棄物」を高純度の水酸化ナトリウム製品(年間100%換算370トン)に転換します。回収されたアルカリは生産プロセスへ直接再利用または外部販売が可能であり、コストセンターをプロフィットセンターに変え、高い投資利益率を実現します。
  • 卓越した環境性能とプロセス適合性
    プロセス全体で二次汚染がなく、グリーンケミストリーと循環経済の核心要求に合致します。同時に、処理後のサルコシンナトリウム液のpH値は**9.5-9.6**で安定しており、この温和なpHは后续プロセスへの直接利用に非常に適しています。pHの急激な調整による生成物の分解や性質変化の可能性を回避し、主製品であるサルコシンナトリウムの品質と回収率を保証します。
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